空の巣症候群を乗り越えた話|子供が巣立ったシングルマザーのひとり暮らし体験談

40代からの生活…

娘たちが出ていった日のこと

双子の娘がふたりとも家を出た日、私は夕飯を1人前だけ作って、しばらくぼーっとしていました。

「静かだな」と思ったのが第一印象。それから少しして、「あ、これが空っぽってことか」と気づきました。

母親になって22年。シングルマザーとして10年近く、ふたりのために生活を回してきた。子育てが終わったら楽になると思っていたのに、なぜか胸にぽっかり穴が開いたような感覚でした。

この記事では、子供の独立後に私が感じたリアルな気持ちの変化を書いています。今まさに子供の巣立ちを迎えた方、または迎えつつある方に、少しでも参考になれば嬉しいです。


最初の数週間|正直、めちゃくちゃ寂しかった

娘たちが出ていってからの最初のひと月は、とにかく寂しさとの戦いでした。

朝起きても「おはよう」を言う相手がいない。夜ごはんを作っても「おいしい」と言ってくれる人がいない。テレビをつけてもなんとなく音が響く気がして、かえって静けさが際立つ。

娘から「今日どうだった?」とLINEが来ると嬉しくて、でもそれが終わるとまた静寂。なんだか自分が必要とされていないような、使命を終えてしまったような気持ちになりました。

「こんなに寂しいなんて、これが空の巣症候群???」と思い同じ体験談を読みあさる日々。

特につらかった3つの瞬間

  • 夕方〜夜の時間帯:仕事から帰ってきて「ただいま」を言っても返事がない
  • 週末の朝:以前は娘の気配で自然と目が覚めたのに、シーンとしている
  • 体調が悪いとき:誰にも気にかけてもらえない孤独感がじわじわくる

特に体調が悪い日は、「もし倒れても誰も気づかないんだな」という考えが頭をよぎって、それが一番こたえました。


気持ちが変わってきたきっかけ

ずっと寂しいままだったわけではありません。少しずつ、気持ちが変わっていきました。

①「これは寂しいじゃなくて、慣れていないだけ」と思い直した

寂しいと感じるのは、約22年間「誰かのための生活」が体に染みついているから。娘がいないのが「ふつう」じゃなくて、いるのが「当たり前」だった。だからギャップを感じて当然なんだと気づきました。

寂しさは欠如じゃなくて、それだけ濃い時間を一緒に過ごしてきた証拠。そう思ったら、少し楽になりました。

②娘との関係が「べったり」から「対等」に変わった

離れて暮らすようになってから、娘とのLINEの内容が変わりました。以前は、生活のやりとりが多かったのが、今は近況報告や相談事が増えた。

「お母さんどう思う?」と聞いてくれることも増えて、なんだか友達みたいな関係に近くなってきた気がします。それが嬉しくて、寂しさより頼もしい存在に。

③「自分の時間」に気づいた

ある日、仕事から帰ってきてお風呂に入って、そのまま布団で本を読んでいたら気が付きました。誰にも気を遣わない時間って、こんなに自由なんだと。

子育て中は常に「娘が起きてくる前に」「娘が帰る前に」という制約の中で動いていた。それが全部なくなった。最初は「空っぽ」と感じたその空間が、じつは自分のための余白だったんだと思えてきました。


今の私のひとり暮らし|意外と楽しい

今は正直に言うと、ひとり暮らしが悪くないと思っています。

最初に感じた寂しさは今も完全にはなくなっていません。でもそれと同じくらい、今の生活に楽しさも見つけられるようになりました。

ひとり暮らしで好きになったこと

  • 夕飯を好きなものだけ作れる:嫌いな食材を買わなくていい。ひとりだからこそ実験的な料理もできる
  • 部屋が自分好みのままキープできる:片付けたらそのまま。娘たちがいたときはすぐ散らかされていた(笑)
  • 自分のペースで眠れる:夜更かしも早起きも、誰にも左右されない
  • ブログを書く時間ができた:朝・夜の静かな時間に、自分のことを言語化する時間が生まれた

寂しいときの私なりの対処法

それでも寂しくなる夜はあります。そういう時は無理に気を紛らわすのではなく、こんなことをしています。

  • 娘にLINEを送る(返ってこなくても気にしない)
  • 好きな動画や音楽をBGMにして「ひとりじゃない感」を作る
  • 近所を少し歩く。体を動かすと気持ちが切り替わる
  • 自分のために少しだけ「いいもの」を買う(コンビニスイーツでも十分)

完璧に寂しさをなくそうとしなくていい。寂しさと上手く付き合っていくだけで、だいぶ楽になります。


子供の独立後に感じたこと、正直まとめ

子供が独立した後のひとり暮らしは、最初は本当につらかったです。でも時間と共に、気持ちは必ず変わります。

寂しくなっても大丈夫。それだけ一生懸命、子育てしてきたということだから。

泣きたくなったら思う存分泣いたらいい、ふと涙が出る日もあります。

泣けないなら映画・ドラマを見て無理やり泣いてもいい。

私が今感じているのは、「子育てのステージが終わったんじゃなくて、新しいステージが始まった」ということ。娘との関係も、自分との関係も、ここから変わっていきます。

40代で、ひとりで、やりなおせる。私はそう信じています。

同じような状況にいる方に、この記事が少しでも「一人じゃないよ」と感じてもらえたら嬉しいです。


個別に話を聞いてほしい方、家計やライフプランのことも一緒に考えたい方は相談を受け付けています。お気軽にどうぞ。

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